前回のインタビューで紹介させていただいた、GOOD COFFEE FARMSの空賀さんに”美味しいドリップコーヒー”の淹れ方を伝授してもらいました!
朝のコーヒータイムや、午後の休憩のときにぜひ参考にしてみてくださいね。
ドリップのコーヒーは、みなさん普通に「ケトルでお湯を沸かして、入れる」だけで飲んでいる方も多いのではないかと思うのですが、美味しくのむためのひと手間がありました!
是非こちらの記事を参考に、最高のコーヒーブレイクをお過ごしください♬
<語り手>
GOOD COFFEE FARMS
空賀啓輔さん
大学時代のアメリカ留学を機に、コーヒーの魅力とその背景を知る。大学卒業後、商社でNY駐在経験などを経て、コロナ禍を機にGOOD COFFEE FARMSへ転職。現在は、事業開発として、営業からマーケティング、生産管理まで多岐におよび活躍中。
空賀さん直伝!意外と知らないドリップコーヒーの美味しい淹れ方
意外とやらない!?ステップ0
僕はもう初心に戻ることはできないので、イメージの範囲内になってしまうのですが、おそらく説明書も読まずに飲んでいる方も多いのかなと思っています。
まずは、説明書を読んでもらいたい!大切なことは、説明がきに書いてあります。
そこが、ステップ0です(笑)
その次にやることが、ドリップバッグを開ける前にしっかりと振って、粉を均等に慣らしてあげてください。粉がダマにならないように、カップと平行になるように…。
基本がイチバン!お湯の量と時間
コーヒーって、焙煎するときにガスで膨らんだりするので、「なんだかすごいもの」と僕も最初は思っていました。
でも実は、紅茶とかと同じで、その粉とお湯をどれだけの長い時間つけておいたか。っていうシンプルなことが一番重要だったりします。
今回のドリップバッグだとお湯量の目安は、約200ミリ。
それはもう基準にしていただいていいんですが、200だとだいたい抽出されると160とかに減ってしまうんです。そうするとカサを増そうと、多めにお湯を入れる人がいると思うんですが、それだとやっぱり味が薄くなります。
なのでお湯量は、もしお持ちならキッチンスケールとかで
ちゃんと測ってあげた方がいいかなと思います。
―リモートワーク中や、休日には、ぜひ測って飲んでみてほしいですね!
あとは時間ですね。
さっと入れて、あんまりお湯につけすぎないのがポイントです。
例えば、4-5分くらい長くお湯につけさせてる人がいるのであれば、2分とか2分半くらいを目安に入れてあげるといいと思います。
―お湯の温度は、おすすめはありますか?
お湯の温度は、そんなにこだわる必要はないと思います。
「90度まで沸騰させて、温度を下げていく」みたいなことはよく言われますよね。
ドリップバックの場合は、早く抽出されるので、温度が高ければ高いほど、一気にできます。
なので、ドリップパックの性質上からすると、もし沸騰したケトルをそのまま使うのであれば、30秒ぐらい置いていただくのがおすすめです。もしコーヒー用のケトル(先が細長いもの)をお持ちなのであれば、1回別のコップにお湯を移してあげると、もうそれで温度が下がるので、そのまま入れちゃって大丈夫です。
さっと20秒。お湯入れのコツ
―わたしも、まさに説明書を読まないタイプなので、とても勉強になります!
ちなみに、お湯を入れるときって円を描いて入れたほうがいいのでしょうか?
ドリップパックに関しては、あまりいらないと思っています。
「蒸す」といいますが、ドリップバックはさっと20秒くらいで十分ですね。
でも一方で、豆から挽いてお湯を注ぐ場合(ハンドドリップ)だとスッゴイ膨らむのとかあると思うんですけど、実はあれは、焙煎したときに溜まるガスなんですよ。
そのガスを出してあげないと、より奥にあるうまい成分が出てこないので、豆をひいたときのドリップは、ちゃんと膨らみが収まるのを待って、ガスを出してあげるのがいいですね。
―なるほど。やはりコーヒーの淹れ方と一言にいっても、深いですね。ありがとうございます。
そうですね。一度ぜひ淹れ方を意識してドリップパックを楽しんでみてほしいです。
あとは、もしご自宅で飲む場合は、フレッシュさが全然違うので、(挽いた粉ではなく)コーヒー豆から飲んでみてほしいですね。
1日が楽しみになる
3度のコーヒーブレイク
―同じ飲み物でいえば、ワインは、お肉のときは赤、お魚のときは白…など、食べ物によっておすすめの合わせ方がありますが、今回の3種類のドリップコーヒーと相性のいい食べ物があればぜひ教えてください。
赤い色(ナチュラル プロセス)は、
少し焙煎が深いものになっていて「少し酸味」があります。
なのでスイーツと一緒にお楽しみいただく場合は、ナチュラル プロセスがおすすめですね。
―では、3種類ドリップコーヒーの違いや楽しみ方を教えてください。
青色→黄色→赤色の順でいうと、
青色は、すごくいい意味でスッキリとした風味があって、黄色や赤色にいくほどどんどんコクが出てきて、深い味わいになるイメージですね。
飲み方としておすすめですが
朝一番は、青色のスッキリとした軽めのコーヒーで、頭をシャキっとさせて、
昼に黄色、午後のスイーツには赤色…という順番で飲むと、自分の気分に合わせてメリハリをつけてお飲みいただけるかな、と思います。
―1日の中で、3つとも違った楽しみ方があるんですね!
はい、ぜひ3種類の風味を比べてみていただけると嬉しいです。
空賀さん、ありがとうございました!
―コーヒーとひとことで言っても、品種や焙煎の仕方でちがった風味を楽しめるコーヒーの魅力。3種類のドリップコーヒーと一緒に、仕事や家事で忙しい1日の中に、心休まるコーヒーブレイクをいれてみませんか?
2022年3月中旬ごろから全国の直営店舗でも数量限定でご購入いただけます♪
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①DRY WASHED PROCESS (ドライ ウォッシュド プロセス)
品種 :パチェ70% / カトゥアイ15% / カティシック15%
味わい:オレンジ、ブラックティー
② HONEY PROCESS (ハニー プロセス)
品種 :パチェ100%
味わい:ブラックベリー、スパイシー
③ NATURAL PROCESS (ナチュラル プロセス)
品種 :パチェ100%
味わい:レーズン、カシス
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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