2021年2月の特別アイテムとして
数量限定で販売をしている「ライティングセット」
今回、こだわりの詰まった「ライティングセット」が、生まれた背景や想いを、プロダクトデザイナー清水にインタビューいたしました。
当ブランドの「オリジナルノートカバー」と、中村印刷所とコラボしたロゴ入り 「水平ノート」。
そして、ブックマークにもなる「定規」の、合計3点のライティングセットを、ぜひご覧ください!
※この記事は、2021年1月末に
当ブランドメールマガジンにて配信した内容の一部抜粋となります。
すべては
書くことから始まる。
横山:2021年がはじまり、1発目の新商品となるライティングセット。
この商品は、どんな背景から生まれたのでしょうか?
清水:新しい年度が始まる4月に向けて、みなさん何かしら準備をしますよね。
僕も含めて、皆がどんな新年度にしたいか、という根本的なところから考え始めました。
横山:わたしも、新年度に向けて目標や抱負を決めました。
清水:そういう気持ちって大切ですよね。
今回の商品は、新しい一年をつくる相棒のようなモノがいいと思いました。
横山:そこでなぜノートカバーになったんでしょうか?
清水:ひらめいたのが、「書く」や「描く」という行為でした。
そこから、ノートカバーをスペシャルにしてみようと思ったんです。
新しい取り組みをするときは必ず書き出すことから始まる。
モノを作るなら、スケッチを描いたり。
全てはそこから始まる。
横山:同じ紙製品でも、手帳ではなく、ノートであることにもこだわりがあったとか…。
清水:僕の中で、手帳はフォーマットが決まっているので、予定や気持ちを整理するための道具という感覚がありました。
ノートは、白紙に考えながら書いていく。
同じ「書く」でも創造的な側面が強いって思いませんか?
横山:わたしも企画を考えるときは、白紙やノートを使います!
清水:「ライティングセット」という商品名には、英語で書く「Writing」と光を照らす「Lighting」の2つの意味を込めて名付けました。
「書く」ことによって、アイディアやクリエイティビティに光を当てるアイテムになりますように。という想いを込めています。
「書く」を追求した
3つのアイテム
一枚革をつかい
シンプルを極めたノートカバー
横山:では、商品について教えてください。
ノートカバーは、すでに定番アイテムとしてあります。
今回は、どう違うのでしょうか?
(左)定番商品のA5ノートカバー
(右)ライティングセット:限定A5ノートカバー
清水:まず、特別なセットになってます。
A5サイズのノートカバー、特製A5ノート、アルミ製定規の3点セットです。
ノートカバーは、シンプルであることを追求しました。
表側は、縫い目を無くして一枚革になっています。
横山:書くことが楽しめて、ストレスを感じず集中できるデザインですね。
清水:はい、今回あえて、ペンホルダーやブックマークも無くしました。
これは社内でも意見がが別れたのですが、書くこと最優先にしたかったんです。
(上)定番商品のA5ノートカバー
(下)ライティングセット:限定A5ノートカバー
清水:ペンホルダーやブックマークは便利ですが、書く時に、手に触れてしまいますよね。
気持ちよく使っていただきたいので、ノートカバーには必須とも言える二つを思い切って削いだデザインにしています。
ペンホルダーがなくても、ノートカバーの表紙部分にペンを挿したらいいし、ノートに引っ掛けてもいい。なくても不自由さは、不思議とありませんでした。
左側の斜めのポケットは、シンプルな分こだわった遊び心です。
斜めの部分に、剥がしたページを挟んで、メモ入れとしても活用してほしいと思いデザインしました。
中村印刷所とのコラボ
ストレスフリーな「水平ノート」
横山:では特製ノートについても教えてください。
清水:「書くことに集中」でピンときたのが、中村印刷所の「水平ノート」でした。
自分でも愛用していたのですが、はじめて開いた時の水平具合が印象的でした。
使用した時にノートの綴じ目が手に当たらず、まったくストレスがないことに驚いたんです。
簡単にページをちぎることができるので、メモとしても使用いただけます。
しかも、使用しているOKフールス紙は熊本で生産されている紙と知り、福岡に拠点を置く弊社と縁があるなとも思いました。
書き心地もとても滑らかですよ。
中村印刷所の中村社長にお願いしてみたところ、ご快諾いただけて、このアイテムができました。コラボ商品の証であるブランドロゴも、控えめに裏側に印刷しています。
ブックマークにもなる
書く/描くを助けるアルミ定規
横山:3点目を定規にした理由を教えてください。
清水:書く/描くを広げてくれるものとして選びました。
3つ目のアイテムは、かなり悩んで、社内でも色んなアイデアが出たんですよ。
ペーパーナイフだったり、下敷きだったり…。
最終的に、アルミ製のシンプルなデザインの定規を選びました。
アイディアを書くときに定規として使えるし、デザイン上本体から取り除いたブックマークの代わりにもなるものです。
横山:3つともこだわりが詰まったアイテムですね!
手に取るだけでクリエイティブになってきました(笑)
ビジレザにとっても区切りになりそうな、おまけの裏話もあるんですよね。
No.001
ビジネスレザーファクトリーは
ここから始まった
清水:実は、ビジネスレザーファクトリーの第1号の商品もA5ノートカバーでした。
「001」という商品番号はA5ノートカバーなんですよ。
150アイテム以上あるビジネスレザーファクトリーの歴史は、ここから始まったんです。
横山:バングラデシュのメンバーと一からつくり上げた最初の商品が、A5ノートカバーだったんですね。なんだか感慨深いです。
清水:今回それをリデザインして限定販売する、ということで、僕らにとってもブランドが新しくなっていくキッカケにしたいなと思っています。
スペシャルなライティングセットを、ぜひ多くの方に手に取ってみて頂きたいですね。
2021年も、どうぞよろしくお願いします。
横山:清水さん、ありがとうございました!
ビジネスレザーファクトリーとしても、新たな試みが詰まった「ライティングセット」のプロダクトストーリーは、いかがでしたか?
スマホのメモ機能など、デジタル化が進む現在ですが、手書きの温もりや、紙の上で、自由にペンを滑らせる感覚は、やっぱり安心感がありますよね。
書く(Write)と照らす(Light)の二つの意味を込めた「ライティングセット」が、皆さまの新しい年を、より豊かで充実したものに導きますように。
シンプルな本革カバーを纏った真っ白なノートに、書く/描くことから、何かをはじめてみませんか?
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「ライティングセット」