”接客が楽しい”と思える人材を増やしたい <ビジレザ メンバーインタビュー>

スタッフ インタビュー 永田

ビジレザのものづくりのアンカーを担う販売メンバーたち。彼らがビジレザで自分らしく働いている姿にスポットを当て、お伝えしていきます。今回は、横浜店で活躍する、店長 永田翔(ニックネーム:トッキー)をご紹介。大手飲料メーカーの営業職から、スキンケア・ラグジュアリーブランドまで、様々なブランドの最前線で接客スキルを培った永田。「販売を楽しいと思える人を増やしたい」と語る彼が、世の中に伝えたい「販売職の面白み」とは?販売×社会貢献を両立する、ビジレザならではの魅力もお伝えします。

当時のテーマは「地域」×「人との接点」

スタッフ インタビュー 永田

ーどんなきっかけで販売職に就いたんですか?

最初は営業職で大手飲料メーカーの営業として就職しました。元々人と関わることも好きだったし、人前に出ることに緊張もしないタイプだったので、接客や営業系の職種が合っているだろうなと思っていたのですが、大きなきっかけは大学時代にしていた地域活性化のボランティアです。

僕は生まれが名古屋なんですが、三重県の伊勢神宮によく足を運んでいました。ご存知の通り伊勢神宮はお土産や飲食店も多いし、何度でも訪れたくなるような活気もある、日本有数の観光地です。

でも日本を広く見渡してみると、地域の商店街や温泉街などの個人商店はシャッター街になってしまっていたり、経営が苦しく細々やっているケースも多くあることに気がつきました。人の温もりを感じられるはずの場所が廃れていっている現実に、違和感や寂しさがあって、地域を盛り上げる団体でのボランティアをしようと思ったんです。

色々な都道府県を訪れ、過疎地域の商店街や催し物を盛り上げられるように地域の方々と一緒に取り組めたことは、自分の歩みたい人生の指標になりました。大学3年時には専攻も地域経済を選んで本格的に勉強しましたし、当時新卒で入社した会社も、飲料を通して地域経済に深く関わっていく仕事だったので希望した経緯があります。

ー最初は営業職からのスタートだったんですね。販売に舵を切ったきっかけはなんだったんでしょう?

営業のお仕事自体もすごく楽しかったんですが、ルート営業だったので知っている人と関係を築いていくのがメインでした。そうなると知った人との知った会話しかしていないことに気づき、もう少し不特定多数の人と関われる仕事をしてみたいなと思って、販売職に挑戦することにしました。

僕は姉が2人いてスキンケアなどに元々興味があったため、最初は美容アイテムを取り扱うショップへ入社を決めました。
当時は男性で美容業界というのは狭き門。自分が”男性も働ける”という業界の先駆けになれたらいいなと思ったことを覚えています。そこでは、店長職まで経験したんですが、研修も多くフィードバックもたくさんもらえる環境だったので、それはそれは鍛えられましたね(笑)。結果主義だし、販売のスキルを伸ばしていくことに関してもかなりストイックな環境だったので、僕の土台はここでできたと言っても過言ではありません。

その会社で経験を積んでからは、もっと違う年齢層・顧客層の接客もできるようになりたいと思って、ラグジュアリーブランドに転職したり、裁量が大きいところで店舗の立ち上げからやってみたい!と思って、フレグランスを扱う会社などでも挑戦しました。振り返ると当時は、販売の世界で自分の実力を試すために、いろんな環境に身を置くステージでしたね。

スキルは揃った。その上で自分が心からしたいこと。

スタッフ インタビュー 永田

ー着実にキャリアを積み上げていた中、ビジレザに出会ったのはどんなきっかけなんでしょう?

販売職は目の前のお客様と、接客した自分とが幸せになれる仕事であることは間違いないんですが、見えない人まで幸せにできるような、もう一歩深いところまでいけないかな?と常々思っていました。

この業界って「売って店舗の利益が出ておしまい」ってことが多いんですよね。もちろん「売上の一部を寄付しています!」という業態もあるとは思うんですが、その当事者に直接会うことはできないし、募金だけで関係が終わってしまうのも勿体無いなって思っていて。なのでダイレクトに「販売職 社会貢献」と検索してみたんです。

”販売を通じて社会貢献”という、まさに求めていたものを見つけて「すごくいいな」と思ったことを覚えています。それに加えて、入社したいと思った決め手はいくつかありました。

一つ目はラグジュアリーブランドで革製品を取り扱った経験があったため、自分にとって馴染みのある商材だったこと。次に、大手町店のオープニングスタッフの募集だったんですが、僕には”立ち上げ”も”店長”も経験があったこと。最後に、店舗で独立採算を取っていているところも自分のスタイルにあっていると感じたこと。これに関しては、会社から給料をもらって自分のお店を経営できるイメージですかね。

店舗の売上や経営に対して、結果が出るための押しボタンもわかっているし、やったらやった分だけ成果が出ることもわかっている。アイデアがあれば積極的に提案し実施に繋げることも可能だと書いてあったし、店舗が自走していて裁量が多い部分が性に合うなと思ったんですよ。決められた仕事を枠内でやるよりも、お店をよくするために自分でどこまでも勉強してアイディアだしてやりたいという人には合ってると思います。

スタッフ インタビュー 永田

ーこれまでしてきたことと、これからやりたいことが融合していたんですね。実際に入社してみて他社と違うなと思ったことはありますか?

みんな優しすぎてびっくりします。正直、販売業界って個人売りもシビアに見ている会社が多いからか、足の引っ張り合いも多々見てきたし、自分の店舗が良ければそれでいいとか、困っても見て見ぬふりをするとか、当たり前にあったりするんですよ。まぁそういう環境があったので精神力は鍛えられたと思うんですが…(笑)ビジレザの人たちは見返りを求めずに、というか困る手前で声をかけてくれるんですよね。

入社当時は、天神店のよっさんが「困ってない?」「こんな風にしてみたら?」とよく連絡をくれました。先輩風を吹かす訳ではなく、みんなが年齢とか入社順とか関係なくフラットな関係性を築いていて、他人のことなのに自分ごとに考えて想像力を膨らませられる人が多いなと思います。

やっぱり全員が「バングラデシュのために」「社会貢献のために」という気持ちで入社してる人たちだからか、人に興味を持てる人が過去イチ多いです。そこに関しては自分も襟を正される想いですね。

スタッフ インタビュー 永田

ーこの先の夢や目標を聞かせてください。

入社前からずっと思っているんですが、僕は「販売を楽しいと思える人を増やしたい」と思っています。今はこういうご時世なので、ネットでなんでもお買い物できるようになり、逆にリアルショップで店員さんに話しかけられるのが苦手だと感じる人もいらっしゃいますよね。その結果「販売職を目指したい人」は少なくなっているなと感じ、少し寂しく思うんです。

販売職のすごくいいところは、”その場で結果がわかること”です。「何かのプロジェクトを何ヶ月か実施して、結果それがどうだったか判断する」みたいな仕事より圧倒的に速いスピードで自分の成果がわかる仕事。

それって他にはなかなかないですよね?さらには目の前で直に喜んでいるところが見れることもやりがいにもなりますし、1日1日をしっかり振り返れば、どんどん上達できる仕事でもあるんです。僕は販売10年目の今も本当に楽しみながら店舗に立っていて、「今日もこんなお客様がいらっしゃって楽しかったなぁ。メンバーとこんなところで連携ができてよかったなぁ。」という充実感が毎日あるんです。こんな風に同じような気持ちで楽しみながら販売できる人を増やしていきたいと思っています。

まずは自分の店舗のメンバーにそうなってもらいたいので、今は店長としての日々声がけを徹底しています。何よりも自信を持つことが大切だと思うからこそ、「今のここよかったよ!」「素晴らしい!」って積極的に褒めまくりますね。

店舗ではその日の出勤メンバーと、ある程度のフォーメーションを組んで営業をしているのですが、今はみんながすごいスピードで成長していてノってるメンバーが多いので、3人いて自分が接客3番手なんてこともザラですよ(笑)。

「やることなくなっちゃうな〜」なんて言いながら、みんなの接客の様子を見守るのがすごく幸せだったりしますね。僕はブランドの最前線である販売の現場が本当に好きなんで、この楽しさを伝えながら年を重ねていきたいなと思っています。

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