活版印刷でつくる個性あふれる名刺づくり。一味違ったデザインで印象に残そう

ビジネスパーソンなら必ず行う名刺交換。

多種多様なデザインがありますが、素敵な名刺をいただくと、その人の印象もずっと残ります。私もこれまでに何度となく名刺交換を経験してきましたが、中でも印象に残っているのは、懐かしい手触りの名刺用紙としっかり刻印された凸凹の文字。

どこか懐かしいけれど、現代の私たちにとっては新しく、おしゃれな活版印刷。今回は、その活版印刷名刺の魅力に迫ります。

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1.活版印刷の歴史について

活版印刷でつくる個性あふれる名刺。一味違ったデザインで印象に残そう

そもそも活版印刷とは、活字を組み合わせてつくった版にインキをつけ、圧力をかけて印刷する技術のことです。

活字を用いた印刷自体は、中国で木版印刷として11世紀から行われていました。15世紀には、活字、活版印刷機、インキを組み合わせた活版印刷術が、ヨハネス・グーテンベルグによって発明されました。

この活版印刷は、当時ガラス職人だったグーテンベルグの技術と、ドイツで発展していた金属産業が融合したものだといわれています。

活版印刷でつくる個性あふれる名刺。一味違ったデザインで印象に残そう

それまで手書きで制作されていた書籍が、この発明のおかげで大量に早く複製できるようになり、一般の人々にまで印刷物が広まることになりました。

日本でも、幕末から明治の初めに輸入されて以来、長らく活版印刷が文字印刷の中心になっていました。しかし、70年代あたりから写植を使ったオフセット印刷が台頭し、活版印刷は文字印刷の主役の座を明け渡すことに。

今では、キーボードをたたくだけで文字製版が可能となり、活版印刷はあまり見られない「物珍しいもの」になっています。

2.クラフトマンシップの宿る活版印刷

普通の印刷とは異なり、活字を転写するときに紙に圧力がかかって独自の凹凸がでます。

版に付くインキの量や、刷る度に異なる場所に印字されるため、刷りムラが出ます。そのわずかなムラが、一枚一枚に独特の個性を出すのです。

アナログな機械と人の手で作り上げられる活版印刷は、平版やデジタルでは真似の出来ない温かみと味わいが備わっています。

3.活版印刷で名刺が作れるお店

3-1.気軽に活版印刷にチャレンジ!「ザッカ名刺」

ザッカ名刺-活版印刷

雑貨屋さんに行くと、わくわくしながら気軽に雑貨を手に取って購入してしまいますよね。そんな風に、気軽に名刺も作ってもらいたいとの想いから、「ザッカ名刺」は誕生しました。

おしゃれでかわいい活版印刷の名刺が気軽に作れたら、ついついいろいろな人に渡したくなりそうです。作り方はとても簡単で、5種類のフォーマット、鳥・花・猫などのモチーフ、個人情報、紙を選択し入力していけば、発注が完了してしまいます。

初めて活版印刷に触れるという人におすすめです。

商品名: ザッカ名刺
価格: 30枚 3,500円+税
用紙の色:全2色(白、ベージュ)
▶︎ザッカ名刺 WEBサイト

3-2.ウイングド・ウィール

ウイングド・ウィール-活版印刷

ウイングド・ウィールは、人と人を結ぶ大切な伝達手段としての「紙」の素材を大切にしているブランドです。

「世界最高級の紙」と称され、柔らかく独特の風合いがあるコットンペーパーを名刺の素材として採用しています。

受け取った瞬間に伝わる柔らかな紙と活版印刷の凹凸は、どんな人にとっても忘れられない名刺となるはず。ネットでのコミュニケーションが普及した今でも、紙でしか伝えることのできないスローなコミュニケーションを大切にしたい方にお勧めです。

発注方法は、インクの色を選び、個人情報を入力、モノグラムのマークを希望する方はそのフォントを選べば完了です。

商品名: コットンの名刺 × 活版印刷
価格:参考価格 100枚 9,300円+税
▶︎ウイングド・ウィール WEBサイト

3-3.黒林堂

黒林堂-活版印刷

黒林堂は、ドイツのハイデルベルグ社製活版印刷機「プラテン」で作るこだわりの活版名刺専門店です。活版印刷の美しさを最大限に引き出すモノづくりを行っています。

活版印刷は、表面の凸部分にインキを乗せ紙に転写する印刷方式なので、印刷した画線や点のふちに、にじみのようなフチドリが生じてしまいます。黒林堂はこのフチドリを最小限に抑え、細やかな文字や複雑なデザインのものも、美しく仕上げることを追求しています。

また人、日本有数の和紙産地、福井県越前市の和紙を使った名刺も注文することが可能です。様々な種類の用紙を選ぶことができ、データも入稿して発注するので、まさにこだわりぬいた活版印刷の名刺をオーダーしたい方にうってつけです。

黒林堂-活版印刷

また、黒林堂では、「小口染め」の技術を使って上質な名刺の紙に加えて、華やかなカラーを加えることもできます。

小口染めは、エッジに印刷をするという印刷面の特性上、エッジの面積が多い厚めの用紙がよく使われます。もともと、活版印刷は強めの圧力に耐えうる厚めの紙を使うので、小口染めと活版印刷の相性はとても良いのです。

商品名: 活版印刷
価格:参考価格 100枚 9,000円+税~
▶︎黒林堂 WEBサイト

3-4.ORGAN活版印刷室

ORGAN活版印刷室-活版印刷

活版印刷の名刺づくりのワークショップを受けるなら、岐阜市のORGAN活版印刷室がおすすめです。

講師が活字を拾うところから印刷まで指導してくれるので、初めての方でも安心して名刺づくりを楽しむことができます。

また用紙は、若手の美濃和紙職人が漉いた名刺用紙を選ぶことができます。おまけに、お店近くの長良川の自然と温泉も楽しむことができます♪

▶︎ORGAN活版印刷室 WEBサイト

4.活版印刷の名刺におすすめの名刺入れ

名刺入れ
活版印刷の名刺が用意できたら、シンプルで洗練された名刺入れも一緒に揃える事をおすすめします。

名刺入れの選び方は、素材、機能性、そして価格です。
ビジネスレザーファクトリーの名刺入れは、オール牛本革で日本製の高級シャンタンで作っています。名刺入れだけでなく、ICカード入れも備わった機能が髙い、かつ、価格が税込み4,000円代で手に入るので、おすすめですよ。

さらに、あなたの名前が入れられるので、ぜひ自分オリジナルの名刺入れにしてくださいね!
活版名刺の収納に、下記リンクから名刺入れの詳細をチェック!

⇛⇛ビジネスレザーファクトリーの名刺入れはこちら。

他の名刺入れと比較したい人は下記をチェック!

⇛⇛就職祝いや誕生日プレゼントに最適!名入れができる名刺入れ

5.まとめ

活版印刷の相場は、100枚で5000円から1万円が相場です。一般的な名刺と比較すると、少し割高なところがありますが、職人さんが一枚一枚、味のある名刺を作ってくれているのが特徴です。

出会う人に渡す名刺一枚一枚に、想いがこもっているのが活版印刷の名刺。丁寧に作られた名刺は、新たなご縁を運んでくれますよ! 今日も素敵なビジネスライフを!

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