「開くたびに、はあ〜俺ってダメだなあ・・と思いながらいつも読んでいますね。」

鎌倉投信株式会社でファンドマネージャーを務める新井氏がそういって、毎朝読んでいるという愛読書が『考えてみる』(大久保寛司著)である。本には、著者のこれまでの人生や仕事における思いが、詩のような形式で綴られている。

経営者の愛読書「考えてみる」

著者の大久保寛司氏は、日本アイ・ビー・エムのCS部長や独立コンサルタントとして顧客重視の経営革新や企業の風土改革などに取り組んできた経歴を持つ。 そんな大久保氏のことを、新井氏は「人生の師匠」と仰ぐ。

「短編なので、毎朝1ページ読んで、毎朝反省しています。もう4年くらい続けているかな。毎日違うページを見て、できてない自分を戒めるんです。素晴らしい本ですよ。」

鎌倉投信創業前は、「引退して遊んで暮らそうと思っていた」と笑いながら語ってくださった新井さんだが、毎朝自戒する時間を設けているというその姿勢は、「ストイック」そのものである。

鎌倉投信がこれまでの投資のあり方に変革を起こし、成長し続けているその源流には、「自分に厳しい」こういった姿勢が関係しているのかもしれない。

新井和宏(鎌倉投信株式会社 取締役資産運用部長)

1992年住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)に入社、2000年バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロック・ジャパン)に入社、ファンドマネージャーとして数兆円を動かした実績を持つ。2007年、大病を患ったことをきっかけに2008年、志を同じくする仲間4人と、鎌倉投信株式会社を創業。

ビジレザPRESS-鎌倉投信株式会社新井氏インタビュー